ゼラチンについて
ゼリーなどを作る際、口当たりが良く ゲル状に固めるのに欠かせないのが「ゼラチン」です。
「ゼラチン」は、動物の皮や骨から作られると言われていますが、では、どのような成分で できているのでしょう。
今回は、「ゼラチン」の性質について 調べてみました。
「ゼラチン」の性質
★ 結論から書きます。
動物の体内に存在している「コラーゲン」というタンパク質が原料となっています。
主に、牛や豚の皮や骨、魚の皮やウロコなどから抽出されています。
生体内での「コラーゲン」の役割
「コラーゲン」は、細胞と細胞の間に存在していて、クッションのような構造で組織を支えています。
細胞は、このお陰で バラバラにならずに、組織としての形を保っています。
特に、皮膚組織では、表皮の下にある真皮組織に含まれる大量のコラーゲンが、皮膚全体の なめらかさや張りを支えています。
「ゼラチン」の製造過程
「ゼラチン」を製造する際、牛や豚、魚の皮やウロコなどが使われますが、これらの抽出効率を良くするために、酸処理 または アルカリ処理を行います。
50〜100℃にかけて温度を上昇させながら段階的に「ゼラチン」を抽出していきます。
この「ゼラチン液」を、ろ過し、不要物を除去して行きながら、最終的に様々な特徴を持つ製品( 板状・粉状・顆粒状〔かりゅうじょう〕)に仕上げていきます。
まとめ
1、「ゼラチン」は、牛や豚、魚の皮やウロコなどに存在している「コラーゲン」というタンパク質が原料になっています。
2、「ゼラチン」を製造する際、抽出効率をよくするために、酸処理 または アルカリ処理を行います。
3、「ゼラチン」を抽出する際、50〜100℃にかけて温度を上昇させながら段階的に抽出します。
4、抽出した「ゼラチン液」を、ろ過し、不純物を除去して行きながら、最終的に様々な特徴を持つ製品( 板ゼラチン・粉ゼラチン・顆粒状ゼラチン )に仕上げていきます。
以上、参考にしていただけたら幸いです。