水の化学!「圧力釜」と「ウォーターオーブン」の必要性と使い道

「水の化学」と「圧力釜・ウォーターオーブン」の必要性と使い道

 

料理に使う食品や食材の種類は無数にあります。

 

どれも、私たちの生命を維持するためには欠かせない物質です。

 

 

「水」は、一般的に食品とは言いませんが、ほとんどすべての食品に含まれ、食事のたびに摂取する重要な物質です。

 

それに「水」は、食品の味や品質に大きく左右させ、人間の健康に大きな影響を与えます。

 

 

今回は、そんな「水の科学」の中から、皆様が興味を持ちそうな話題を取り上げてみました。

 

《 はじめに 》 「水の化学」に関する最小限の知識

 

1,圧力釜の必要性について

 

2,ウォーターオーブンとは

 

 

以上、上記について調べてみました。

 

 

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「水の化学」に関する最小限の知識

 

水の状態変化

条件! それぞれ「1気圧」もとで、

 

・水を 0℃以下に冷却すると、水が凍り固体状態になります。
・凍っている状態を加熱すると 0℃になり液体状態になります。
・さらに 100℃にまで加熱すると沸騰し、気体状態になります。

 

このように、固体、液体、気体などを 一般に物質の「状態」といいます。

 

融解や沸騰などの現象を物質の「状態変化」といいます。

 

気圧が変化すると、融解温度(融点)・沸点温度(沸点)の温度も変化します

 

 

 

1,圧力釜の必要性について

 

高山などでは気圧が低下しているため、結果的に沸点温度も低くなります。

 

 

例えば、

 

標高 3,776mの富士山頂上の気圧は、約 0.7気圧なので、沸点温度は 85℃に低下します。

 

その結果、水に熱を加えても 85℃で沸騰し、それ以上加熱し続けたとしても 水は蒸発するばかりで それ以上温度が上がりません。

 

富士山頂上でご飯を炊いても、米の温度は 85℃で止まり、いつまで経っても米の芯まで火が通らず「メッコメシ」になってしまいます。

 

 

このような場合、圧力釜を使うことにより 釜内に水蒸気が充満し圧力が上がり、沸点も上昇し内部温度は 120℃になります。

 

これにより、米の芯まで柔らかくなります。

 

 

 

2,ウォーターオーブンとは

 

「水で魚が焼ける」のキャッチコピーで知られるオーブンレンジがあります。

 

このキャッチコピーを聞いて、私は違和感を感じてしまいました。

 

「水で魚が焼ける」って、どういうこと?

 

「水で魚が煮える」の間違いなのでは?

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そう思ってしまったのです。

 

 

 

水というと「液体」を想像してしまいがちですが、水蒸気になることを忘れてはいけません。

 

水蒸気は気体であり、空気や都市ガスと同じ働きをします。

 

違う点と言えば、都市ガスのように燃えません。

 

 

水蒸気は 空気や都市ガスと同じように、何百、何千℃でも加熱が可能なのです。

 

ウォーターオーブンは、高温の水蒸気で加熱するばかりでなく、水蒸気が食品に触れ 液体に戻る際、さらに加熱されるという「二段加熱装置」なのです。

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

この他にも、「水の化学」に関する話が沢山あります。

 

興味がございましたら、専門書などを読んでいただけると良いと思います。

 

 

 

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