牛乳を飲むと、下痢を起こしてしまう人がいます。それは何故?

牛乳について

 

牛乳、それは洋菓子などを作るうえで 欠かすことのできない材料です。

 

 

ほとんどの人が 飲んだことのある牛乳。

 

ですが、こんな経験を したことはないでしょうか?

 

 

「冷たい牛乳を飲むと、お腹がゴロゴロ鳴って トイレに駆け込んでしまう。」

 

「たとえ温めた牛乳であっても、お腹が痛くなってしまう。」

 

 

このような経験をした人は少なからず いらっしゃると思います。

 

 

今回は、何故 このような現象が起きるのか 調べてみました。

 

 

 

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牛乳の糖質

 

結論から言います。

牛乳の中に含まれている「乳糖(にゅうとう)」という糖質が原因で下痢などを起こしていると考えられます。

 

 

 

 

乳糖について

 

実は、牛乳の中に含まれる「3分の1」以上が「乳糖」で構成されています。

 

この「乳糖」、ほ乳類のミルクの中に存在する特別な 2つの糖類、「ぶどう糖」と「ガラクトース」で形成されています。

 

 

 

ぶどう糖

 

「ぶどう糖」は、生物のエネルギー源として大切な糖質です。

 

 

 

ガラクトース

 

乳幼児の脳神経が発達する際、とても重要な働きをします。

 

別名「脳糖(ブレインシュガー)」と 呼ばれています。

 

 

この「乳糖」は、「砂糖(ショ糖)」に比べ 甘さが「3分の1」程度なので、赤ちゃんにとって飽きがこない甘さになっていると言えます。

 

 

 

 

消化不良が起こるメカニズム

 

「乳糖」が小腸に運ばれてくると、細胞の表面にある「乳糖分解酵素」によって、「ぶどう糖」と「ガラクトース」に分解され、吸収されていきます。

 

ところが、牛乳をあまり飲まない日本人、乳幼期には「乳糖分解酵素」が活発に働いていた小腸も 成長するにしたがって、「乳糖分解酵素」がだんだん減少していきます。

 

「人によっては、ほとんど無くなってしまう」こともあるみたいです。

 

 

 

このような人が牛乳を飲んだりすると

 

小腸で なかなか「乳糖」が分解できず、腸管の中に大量の「乳糖」が たまっていき 下痢を起こしたり、腸内細菌がガスを大量に発生させ お腹がゴロゴロ鳴ったりします。

 

このような状態を「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」と言います。

 

 

 

 

まとめ

 

1、牛乳に含まれる「3分の1」以上が「乳糖」で形成されています。

 

2、「乳糖」は、小腸の「乳糖分解酵素」によって「ぶどう糖」と「ガラクトース」に分解されます。

 

3、「ぶどう糖」は、生物のエネルギー源に、「ガラクトース」は、乳幼児の脳神経が発達する際、とても重要な働きをします。

 

4、「ガラクトーク」= 別名「脳糖(ブレインシュガー)」と呼ばれています。

 

5、成長するに従って、小腸の「乳糖分解酵素」が減少し、乳糖が腸内に溜まっていきます。その結果「ゴロゴロなったり・下痢・腹痛」などの症状が現れます。

 

6、このような状態を「乳糖不耐症」と言います。

 

 

 

 

以上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

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