「プロテイン」は必要か?「タンパク質」との関係とメカニズムについて
糖質は、摂り過ぎると良くないことが わかって頂けたと思います。
疑問@ では、糖質に注意すれば、肉や魚などは大量に摂っても良いのでしょうか?
疑問A それと、運動後にプロテインを飲むのは必要でしょうか?
今回は、この2つについて調べてみました。
「タンパク質」摂取後のメカニズム
肉や魚などに多く含まれているのが「タンパク質」ですが、
「タンパク質」は、身体の中で アミノ酸に分解され 筋肉やコラーゲンなどの組織を作っています。
* 私たちの身体には、「アミノ酸プール」というメカニズムが働いています。(筋肉に 約23g、血液中に 約2g)
このプールには 新たに食べたタンパク質の他に、壊された「筋肉やコラーゲン」のものも再利用されています。
よって、食べ物から摂取できなくても すぐには影響がでませんが、逆に摂りすぎに注意が必要です。
疑問@ 説明と答え
プールされているアミノ酸の濃度は、常に一定に保たれています。濃度が過剰になれば すべて腎臓で ろ過され 尿と一緒に排出されます。
「タンパク質」を過剰摂取すると、「過剰ろ過状態」になり、その状態が長く続いてしまうと「慢性腎臓病 CKD」になってしまいます。そのことが原因で人工透析を受けなくてはならなくなります。
* 過剰に食べるのは避けたほうが良いです。
※ 初期段階では 自覚症状がないため 知らないうちに「過剰ろ過状態」になっていることもあるので注意が必要です。
「プロテイン」について
筋肉をつける目的で「プロテイン」を摂っている人が多くいるようです。
スタイリッシュに決めたい若者はもちろんのこと、年齢層が高い方が通うスポーツクラブでも トレーナーから健康に良いとすすめられ飲んでいるケースが多いようです。
* その理由として、
「運動にする人は、とくにタンパク質が必要になる」らしいです。
しかし、これらを信じて気軽に飲んではいけません。
疑問A 説明と答え
「プロテイン」を摂取すると 約90分後くらいに「アミノ酸」の濃度が上昇し、過剰に増えた分を排出するため ろ過作業が増え腎臓に大きな負担がかかり 腎臓病になるリスクが高くなります。
更に、加齢によって危険度は増します。
50代で10%、70歳を超えると30%の人が「慢性腎臓病 CKD」の状態と言われていて、その多くは自覚症状がなく、気づいていない人がほとんどです。
このように、すでに危険な状態で「プロテイン」を飲んでしまうと、ますます腎臓機能が悪化してしまう可能性があります。
* アスリートではない成人の場合、運動したからといって「プロテイン」を摂取する必要はありません。
一般の人「タンパク質 消費量の目安」
・ 体重60sの男性なら、一日運動して60g
・ 体重50sの女性なら、一日運動して30g
タンパク質は「プロテイン」からではなく、食事から摂取するようにしましょう。
まとめ
1,肉や魚などに含まれている「タンパク質」は、身体の中で「アミノ酸」に分解され 筋肉やコラーゲンなどの組織を作っています。
2,私たちの身体には、「アミノ酸プール」というメカニズムが働いています。このプールには 新たに食べたタンパク質のほか、壊された「筋肉やコラーゲン」のものも再利用されています。
これによって、食べ物から摂取できなくても すぐには影響が出ませんが、逆に摂り過ぎに注意が必要です。
3,プールされているアミノ酸の濃度は、常に一定に保たれています。濃度が過剰になれば すべて腎臓で ろ過され尿と一緒に排出されます。
4,「タンパク質」を過剰摂取すると、「過剰ろ過状態」になり、その状態が長く続いてしまうと「慢性腎臓病 CKD」になってしまいます。そのことが原因で人工透析を受けなくてはならなくなります。
初期段階では 自覚症状がないため 知らないうちに「過剰ろ過状態」になっていることもあるので注意が必要です。
5,筋肉をつける目的で「プロテイン」を摂っている人が多くいるようです。「プロテイン」を摂取すると 約90分後くらいに「アミノ酸」濃度が上昇し、過剰に増えた分を排出するため ろ過作業が増え腎臓に大きな負担がかかり 腎臓病になるリスクが高くなります。
6,加齢によっても危険度が増します。50代で10%、70代で30%の人が「慢性腎臓病 CKD」の状態と言われています。
このような人が「プロテイン」を飲んでしまうと、ますます腎臓機能が悪化してしまいます。
7,アスリートでなければ、運動したからと言って「タンパク質」の摂取量を増やす必要はありません。
8,一般の人「タンパク質 消費量の目安」
・体重60sの男性なら、一日運動して60g
・体重50sの女性なら、一日運動して30g
9,タンパク質は「プロテイン」からではなく、食事から摂取するようにしましょう。
以上、参考にしていただけたら幸いです。
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