歳を重ねると 太りやすく痩せにくいメカニズムと対策
人間は「太りやすく 痩せにくい」体質になっています。
とくに歳を重ねるほど簡単に太ってしまい、痩せるのに苦労します。
では何故、一度太ってしまうと痩せにくい体質になってしまうのでしょう。
今回は、太りやすく痩せにくい体質になる メカニズムについて調べてみました。
太るメカニズム
人は 身体を安静にしていても、心臓や胃腸を動かすなど「生命維持」のために一定量のエネルギーを必要とします。
これを「基礎代謝」と呼びます。
そのエネルギー源としてブドウ糖は絶えず血液中に放出されています。
「ごはん や パン・フルーツ・菓子類」など、糖質が多く含まれている食べ物を 大量に摂取してしまえば、分解されたブドウ糖が血液の中に増えていき、血糖値が上がっていきます。
すると膵臓からインスリンが放出され余ったブドウ糖を処理していきます。
※ インスリンの働き
インスリンが余ったブドウ糖を「グリコーゲン」に変え肝臓や筋肉に取り込みます。
それにより健康な人は、血糖値が上がり過ぎるのを防いでいます。
しかし、「グリコーゲン」として細胞内に取り込める量には限界があり、さらに余ったブドウ糖は、「中性脂肪」に形を変えて脂肪細胞に取り込まれます。
この「中性脂肪」が 太る原因になります。
痩せる方法
太った身体を 痩せた身体に戻すには、糖質を減らしていくしかありません。
ですが、太るのと違って 痩せるのは簡単ではありません。
痩せるのは かなり大変なのです。
痩せるのが大変な理由
人間の身体は痩せにくい構造になっています。
ダイエットにはいろんな方法があります。
「野菜ダイエット」・「断食ダイエット」・「サプリメントダイエット」などなど。
いずれにしても、炭水化物類(糖質)を できるだけ摂取しない方法だと思います。
どのような方法でダイエットしたとしても、ある程度 順調に減り続けていた体重が 1〜2週間 減らなくなります。
これは、身体の体重が減り続けていることを脳が「まずい」と判断し、「甲状腺ホルモン」の分泌を抑え、「基礎代謝」を落とし、エネルギーを使わない方向へと働くからです。
その時期を超えると、また 1〜2週間減り続け、また 1〜2週間 減らなくなるのを繰り返します。
大変ですが、あきらめずに続けていくことにより 体重は減り続け痩せていきます。
歳を重ねると 太りやすくなる理由
加齢に伴い「基礎代謝」は 落ちていきます。
日本人の 30〜50歳の場合、平均基礎代謝は「男性 1,530キロカロリー」・「女性 1,150キロカロリー」に対し、70歳を超えると、「男性 1,290キロカロリー」・「女性 1,020カロリー」と落ちてしまいます。
このことから、年齢を重ねても若い時と同じように食べていると、どんどん太っていくわけです。
太らない対策
辛いダイエットをしないためにも、糖質の摂り過ぎに注意するのが 一番の対策だと言えます。
年齢に合わせ 糖質を控えた食事をし、適度な運動が何より大切なのです。
まとめ
1,身体が「生命維持」に必要な一定量のエネルギーを「基礎代謝」と呼びます。
2,糖質を大量に摂取してしてしまうと、インスリンの働きにより ブドウ糖を「グリコーゲン」に変えて肝臓や筋肉に取り込まれます。取り込む限界を超えてしまうと、ブドウ糖は中性脂肪に形を変え脂肪細胞に取り込まれていきます。この「中性脂肪」が 太る原因になります。
3,太った身体を 痩せた身体に戻すには、糖質を減らしていくしかありませんが、かなり大変です。
4,最初は順調に減り続けますが、1〜2週間を過ぎたあたりから体重が減らなくなります。これは、体重が減り続けたせいで脳が「まずい」と判断し、「基礎代謝」を落とし、エネルギーを使わないようになったからです。
5,その時期を超えると、また 1〜2週間減り続け、また 1〜2週間減らなくなるのを繰り返していきます。あきらめずに続けていくと体重は減り痩せていきます。
6,加齢に伴い「基礎代謝」は 落ちていきます。年齢を重ねても若い時と同じように食べていると、どんどん太ってしまいます。
7,太らない対策としては、糖質を制限し 適度な運動をすることが大切です。
以上、参考にしていただけたら幸いです。
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