肥満について
肥満になるのは 脂肪分が原因だと思われてきました。
ですが、本当の原因は糖質の摂りすぎだと わかってきたのです。
そして、それは多くの生活習慣病を引き起こす原因にもなっています。
今回の記事は、
* なぜ肥満になるのか。肥満の原因と メカニズムについて。
* ポッコリ お腹の原因は、油っぽい物を食べた結果なのか。
上記のことについて 調べてみました。
なぜ肥満になるのか。
脂肪を食べると 身体の脂肪が増えて 太ってしまうと思われがちです。
ですが、食べた物は「消化・吸収」された時点で 新しい物質に合成されていきます。
脂肪を摂取したからといって、それがすぐに皮下脂肪や内臓脂肪になるとは考えにくいのです。
肥満の原因は糖質の過剰摂取
糖質を過剰摂取すると 余分なブドウ糖があまり、それにより中性脂肪が蓄積されていきます。
中性脂肪
中性脂肪は脂肪の一種で、ブドウ糖を体内に蓄えて エネルギー不足を補う役割をしています。
糖質を大量に摂取してしまうと、消費できずに余ってしまったブドウ糖は中性脂肪に形を変え、ほぼすべて肝臓と内臓と皮下組織に蓄えてしまいます。
肝臓で蓄えが増えれば脂肪肝に、内臓で蓄えが増えれば内臓脂肪に、皮下組織で蓄えが増えれば皮下脂肪になってしまう可能性があります。
この、皮下脂肪に蓄えが増えてしまうとポッコリお腹の原因になるのです。
※ 皮下脂肪 = 皮下組織に蓄えられた脂肪のこと( 全身のあらゆる場所に蓄えられ、特に「下っ腹 や お尻 や 太もも」といった下半身につきやすいです )
※ 内臓脂肪 = お腹を中心とした内臓のまわりに ついた脂肪のこと。
※ 脂肪肝 = 全肝細胞の約30%以上が脂肪化している状態のこと。
肥満解消とその原因 (メカニズム)
※ 肥満を解消し やせるのに大事なことは、血糖値を管理することです。
簡単に言ってしまうと、糖質を必要以上 摂取しないことです。
血液の中には、ある程度の「ブドウ糖(元になるのが糖質です)」が存在し 血糖値が一定の基準で保たれています。
食物を口から摂取すると、「ごはん・パン・パスタ・芋」などなど、最終的には消化酵素により「ブドウ糖 や 果糖」に分解され吸収したのち血液中に放出されていきます。
糖質をたくさん摂取すれば血液中のブドウ糖が増えていき、血糖値が上がっていきます。
すると膵臓からインスリンが放出され余ったブドウ糖を処理します。
★ インスリンの働き
インスリンが余ったブドウ糖を「グリコーゲン」に変え肝臓や筋肉の細胞に取り込みます。
それにより健康な人は、血糖値が上がり過ぎるのを防いでいます。
しかし、グリコーゲンとして細胞内に取り込める量には限界があり、さらに余ったブドウ糖は、中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に取り込まれます。
これが、肥満の原因になるのです。
多くの人が悩むポッコリお腹の脂肪は 油っぽい物を食べた結果ではなく、糖質を過剰に摂取した結果、ブドウ糖が中性脂肪に形を変えたものだったのです。
インスリンは、血糖値の上昇から私たちを守ってくれる重要な物質ですが、こうした働きをすることから「肥満ホルモン」とも呼ばれているそうです。
まとめ
1、脂肪分を食べると 身体の脂肪が増えて 太ってしまうと思われがちですが、食べた物は「消化・吸収」され新しい部室になり、摂取した脂肪分が そのまま脂肪になるとは考えにくいです。
2、糖質を過剰摂取すると 余分なブドウ糖があまり、それにより中性脂肪が蓄積されていきます。
3、中性脂肪は脂肪の一種で、ブドウ糖を体内に たくわえて エネルギー不足を補う役割をしています。
4、大量に摂取してしまうと、消費できずに余ってしまったブドウ糖は ほぼすべて肝臓と内臓と皮下組織に たくわえてしまいます。
5、皮下組織に たくわえが増えてしまうと肥満の原因になるのです。
6、肥満を解消し やせるのに大事なことは、血糖値を管理することです。
7、グリコーゲンとして細胞内に取り込める量には限界があり、さらに余ったブドウ糖は、中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に取り込まれます。
8、多くの人が悩むポッコリお腹の脂肪は 脂っぽい物を食べた結果ではなく、糖質を過剰に摂取した結果、ブドウ糖が中性脂肪に形を変えたものだったのです。
以上、参考にしていただけたら幸いです。
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