エネルギー源「ATP」と「糖質中毒」について
ここでは、身体を動かすときに使うエネルギーは、どうやって作り出されているのでしょう?
そして、もうひとつ「糖質中毒」の状態とは?
それによって、どのような危険性が ひそんでいるのでしょう?
今回は、身体を動かすのに使うエネルギー源「ATP」と、「糖質中毒」の危険性について 調べてみました。
糖質からエネルギー源「ATP」が作られる仕組み
★「ATS」=『 アデノシン三リン酸 (アデノシンサンリンサン) 』とは
「アデノシン」( adenosine ) と「リン酸」(phosphoric acid) からなる化合物の名称です。
* リン酸の分子は「3」あるため「3」を意味する接頭辞 tri- が加えられ、「Adenosine TriPhosphate」略して「ATP」と呼ばれています。
※ あらゆる生物に 必要不可欠な物質です。
糖質からエネルギーを作る仕組み
普段の食事で 糖質を摂ると、体内で「ブドウ糖」に分解されます。
それが、酸素と反応することで、水・二酸化炭素・「ATP」という物質を生成し、これが身体を動かすエネルギー源となります。
* 生きるために糖質は貴重なエネルギー源なのです。
糖質による麻薬に似た依存症
人間は、糖質を得るためにチャンスがあれば摂取しようとする、言わばプログラムされています。
糖質を摂って血糖値が上昇すると、そのご褒美として「ドーパミン」や「セロトニン」が放出され、脳が快楽を得て気分が良くなります。
この快楽を得ることを「 至福点 (しふくてん) 」と呼んでいます。
脳の快楽が「糖質中毒」を引き起こす
実は、この「至福点」が大変危険で、身体が糖質を必要としていない状態でも、脳が快楽を得るため糖質を欲しがるようになっていくのです。
このような状態を「糖質中毒」と呼び、食べ過ぎや肥満の大きな原因になっています。
「糖質中毒」の主な症状
糖質中毒の人は、糖質を過剰に摂取するため血糖値は一気に上昇し、それを下げようと すい臓から分泌されているインスリンも 多く分泌されます。
その結果、血糖値が下がり過ぎて空腹感や倦怠感、イライラや眠気などの症状が現れます。
脳は、この症状をエネルギー不足が原因と判断し、再び糖質が欲しくなり、摂取すると血糖値が急上昇、インスリンが多く分泌され血糖値が下がり過ぎて空腹感や倦怠感、イライラ・・・
「糖質中毒」になると、上記の状態が繰り返されることになります。
* 近年では、ハンバーガーやピザ、ホッドドックにサンドイッチなどなど、手軽に食べられる炭水化物が増えてきました。
このような食生活の変化も「糖質中毒」の要因になると言えます。
まとめ
1、糖質を摂ると、体内で「ブドウ糖」に分解されます。それが、酸素と反応することで、水・二酸化炭素・「ATP」という物質を生成し、身体を動かすエネルギーにしています。
2、生きるために糖質は貴重なエネルギー源です。
3、糖質を摂って血糖値が上昇すると、そのご褒美として「ドーパミン」や「セロトニン」が放出され、脳が快楽を得て気分が良くなります。この快楽を得ることを「至福点」と呼んでいます。
4、「至福点」が大変危険で、身体が糖質を必要としていない状態でも、脳が快楽を得るため糖質を欲しがるようになっていきます。
5、このような状態を「糖質中毒」と呼び、食べ過ぎや肥満の大きな原因になっています。
6、「糖質中毒」の人は、糖質を過剰に摂取するため血糖値は一気に上昇し、それを下げようと すい臓から分泌されているインスリンも 多く分泌されます。
7、その結果、血糖値が下がり過ぎて空腹感や倦怠感、イライラや眠気などの症状が現れます。
8、脳は、この状態をエネルギー不足が原因と判断し、再び糖質が欲しくなり、摂取してしまうと血糖値が急上昇、インスリンが多く分泌され血糖値が下がり過ぎて空腹感や倦怠感、イライラ・・・
*「糖質中毒」になると、上記の状態が繰り返されることになります。
9、近年では、ハンバーガーやピザ、ホッドドックにサンドイッチなどなど、手軽に食べられる炭水化物が増えてきたため、このような生活の変化も「糖質中毒」の要因になると言えます。
以上、参考にしていただけたら幸いです。
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