「よもぎ(蓬)」について
「よもぎ」と言えば、両親が子供の頃の話を聞くと、
「よもぎを沢山摘んで、食材として使っていた」
っと言っていたのを覚えています。
最近では、「よもぎ」を摘んでいる人は ほとんど いなくなったそうです。
雑草と同じように生えている「よもぎ」、
ところが、「よもぎ」は “ビタミン” や “ミネラル” などの栄養を豊富に含む キク科ヨモギ属の多年草植物(薬草)だったのです。
さらに驚いたことに、「よもぎ」には多くの 薬効(やっこう)があり、“病を艾(おさ)める” という意味から漢方名では 艾葉(がいよう)と呼ばれているそうです。
そのうえ、特有の香りは シネオールなどの香り成分で、口臭を抑えたり リラックス させてくれる働きがあります。
*他にもどのような働きがあるのか、もう少し「よもぎ」について見てみましょう。
「よもぎ」の栄養と効能について
★「よもぎ」には、これだけの栄養や効能があります。
*よもぎ(蓬)は、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立つビタミンB1。
*細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2。
*皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシン
*動脈硬化を予防しストレスを和らげ、皮膚や粘膜の健康維持に役立つパントテン酸。
*貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球を作り出すために欠かせないビタミンである葉酸を含みます。
*さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンC、ビタミンE を含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。
*また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルである カルシュウムやリン、マグネシウムなどを含みます。
*カリウムも多く含まれるので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。
※「よもぎ」は “ β−カロテン ” や ” 緑の血液 ” と言われているクロロフィルを豊富に含みます。
個人的な感想
「よもぎ」と言えば、餅などに入れ香りを出すだけの草としか認識しておらず、これほどの栄養があるとは思っていませんでした。
和菓子は美味しいだけでなく、栄養のほうでも考えられているのだと改めて実感した次第です。
まとめ
*「よもぎ」は和菓子などに使う草で、“ 別名 - 餅草 ” とも言います。
* 餅草は ただ香りをつける効果だけでなく栄養や効能にすぐれた薬草です。
* 餅草にして食すれば、簡単に これらの栄養が摂取できそうです。
以上、参考にしていただけたら幸いです。