砂糖について
皆さんは、備蓄してる物はありますか？
買い物に行けない場合に備えて、
ついつい予備を買い置きしてしまいがちです。
沢山、買い置きしてあるのは いいのですが、
古い順から使わず、うっかり最近買ったものを使ってしまい、
気が付くと、古い物が いつまでも残ってしまう ことってありますよね。
とくに賞味期限が無い物は、順番が分からなくなると見極めるのが困難です。
砂糖も、賞味期限が書いていません。
では、砂糖は どのくらい日持ちするのでしょうか。
ここでは 砂糖の賞味期限や、砂糖の特性と保存方法について調べてみました。
砂糖の賞味期限について
※ 結論から書いてしまいます。
砂糖に賞味期限はありません。
砂糖は長期保存が可能な食品なため、賞味期限は記載していないのです。
国内で販売されているほとんどの砂糖には、賞味期限が記載されていません。
理由は、“食品衛生法” や “ＪＡＳ法” で免除されているからです。
賞味期限がない理由
砂糖は、きわめて老化が少ない食品なので、
正しく保存すれば、何年経過しても食べることができます。
砂糖の特性について
砂糖の特性 ①
砂糖を長時間置いておくと固くなってしまいがちです。
これは、水分不足によるもので、霧吹きなどで かるく水分を与えるとサラサラの状態に戻ります。
砂糖の特性 ②
長期保存した砂糖は、黄ばむことがあります。
これはメイラード反応と呼ばれ、砂糖に含まれるアミノ酸と糖が反応し焼き色がついたもので、品質には問題ないです。
砂糖の特性 ③
砂糖には、食品の水分を抱え込む性質があり、砂糖をたくさん使った食品は、“カビ” や “細菌” などの微生物が水分を利用しにくくなります。
その結果、微生物の増殖が抑制され、食品の腐敗が防止されます。
＊“ジャム” や “ようかん” が日持ちするのは、砂糖の防腐効果によるものです。
高濃度の砂糖を使うことで、食品の老化を防ぐことができます。
黒糖の賞味期限と特性について
黒砂糖は、普通の砂糖に比べ水分が多いため、味や匂いが変わってしまうことがあります。
そのため、メーカーが自主的に賞味期限を設定している場合があります。
＊法律的には義務ではありません。
味が落ちやすいのは間違いないので、黒砂糖は なるべく早く食べるようにしましょう。
賞味期限が記載してある場合は、その期限を目安にすると良いです。
砂糖の保存方法について
砂糖は 乾燥に弱く、乾燥すると固くなる性質があります。
そのため 砂糖を保存するときは、乾燥させないように気を付ける必要があります。
基本的に、砂糖は常温で保存しましょう。
開封後は密封した容器に入れ 常温で保存しましょう。
＊注意
つい冷蔵庫に入れたくなりますが、冷蔵庫に入れると砂糖が乾燥します。
冷蔵庫から出した砂糖を常温で 長く置いたりすると結露の原因になります。
まとめ
１、砂糖の賞味期限はありません。
２、砂糖は老化が少ない食品なので、正しい保存をすれば何年経過しても食べられます。
３、砂糖は水分不足になると固くなります。
４、砂糖は長期保存した場合、黄ばむことがありますが品質には問題ありません。
５、高濃度の砂糖を使うことで、食品の老化を防ぐことができます。
６、黒砂糖は水分が多いため、味や匂いが変わってしまうことがあります。そのため、メーカーが自主的に賞味期限を設定している場合があります。
７、味が落ちるのを気にしなければ、砂糖と同じように日持ちします
以上、参考にしていただけたら幸いです。
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