食中毒(ノロウイルス)について

 

2020年 コロナ禍のせいで食中毒の危機感が薄れていると思います。

 

以前より 暑い中、お弁当を持ち歩く機会が増えてきた昨今、食中毒には今まで以上に注意が必要だと言えます。

 

今回は、毎年11月ごろから流行りだす“ノロウイルス”について書いてみました。

 

 

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ノロウイルスとは

1、幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症。

 

2、年間を通して発症します、ピーク期間は11月から流行りだし 12〜2月にピークを迎える。

 

3、乾燥や熱にも強いうえに自然環境の中でも長期生存可能。

 

4、感染力が非常に強く、何度でも感染する。

 

最初にノロウイルスが発見されたのは

1968年、アメリカ合衆国オハイオ州ノーフォークの小学校で集団発生し、急性胃腸炎患者の糞便から初めてウイルスが検出されました。

 

地名にちなみ「ノーウォークウイルス(Norwalk virus)」と、命名されました。

 

その後、2002年、大12回国際ウイルス学会(パリ)小委員会において、それまで「ノーウォーク様ウイルス属 」と呼ばれていたものを「ノロウイルス属」と、呼ぶことを承認しました。

 

あくまでも、ノロウイルスの正しい呼び名は、「ノーウォークウイルス」です。

 

 

 

 

ノロウイルスの感染経路

 

1、ノロウイルスに汚染された食品からの感染

 

秋〜冬が旬の牡蠣(かき)は 生食されることが多く、ノロウイルスが感染する可能性が高いです。

 

ウイルスに汚染された井戸水や消毒不十分な水道水を飲んだり、その水を使って成長させた野菜や果物などから感染したという報告もあるそうです。

 

 

 

2、人から人への直接感染

 

人が多く集まる場所で、“咳”や“くしゃみ”、“会話”などにより飛んだ飛沫に含まれるウイルスを吸ってしまったことでの感染。

 

皮膚や粘膜の直接的な接触での感染。

 

 

 

3、感染者からの間接感染

 

テレビのスイッチやドアノブなどに感染者が接触した後、同じところを触れたりすると感染します。

 

 

 

 

怖いと思った感染事例

 

ある高級ホテルでの出来事、そのホテルでは、通路にジュータンが敷いてあり 多くの人が その上を行き来していました。

 

ある日の事、そのジュータンを歩いている途中 急に気分が悪くなった人が嘔吐してしまいました。その人が去ったあと、従業員がいつものように奇麗に掃除をしたそうです。

 

ですが、通常の掃除では駆除できないノロウイルスがジュータンに付着していたそうです。

 

少しづつジュータンが乾き、目に見えないホコリと一緒に空中に舞い上がったノロウイルスを、何も知らなずに通行していた人が吸入し次々と感染していったそうです。

 

 

 

ノロウイルス対策として

 

コロナと同じ対策になりますが、外出の際はマスクを着用し、自宅に帰ったら速やかに着用している衣服を洗濯、もしくは消毒をし、うがい手洗いを徹底して行うことが大事になります。

 

コロナと症状が似ていますが、ノロウイルスに感染したと判断できた場合、もし軽症なら 水分補給を適度に行いながら安静にすることが重要です。

 

 

 

ノロウイルスのまとめ

 

1、ノロウイルスは、幅広い年齢層に急激胃腸炎を引き起こすウイルス性感染症。

 

2、11月〜2月頃に流行りだす。

 

3、乾燥や熱にも強く、自然環境の中でも長期生存可能。

 

4、感染力が非常に強い。

 

5、牡蠣(かき)を生食する時に感染する可能性が高い。

 

6、井戸水や消毒不十分な水道水を飲んだり、成長させた野菜や果物などから感染したという事例もある。

 

7、人から人への直接感染する可能性が高い。

 

8、テレビのスイッチやドアノブなど、同じところを触れたりして起こる間接接触、消毒もしくは 石鹸で手を洗うなどして注意してください。

 

 

 

 

以上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

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