わらび餅について
まずは、保存方法をご紹介する前に原料について知らなければなりません。
原料によっては、冷凍保存ができないからです。
本物の“わらび餅”について
今の時代、本物の“わらび餅”は何から できているか、わかる方が少なくなってきたと思います。
わらび餅の“わらび”とは、山菜の蕨のことです。
蕨の根からとれるデンプンを乾燥させ 粉末上にしたものが、本物の“わらび粉”となります。
★ 実は、この“わらび粉”で“わらび餅”を作り冷凍保存した場合、コシがなくなり美味しさが かなり低下します。
本物の“わらび餅”は、とても美味しいのですが、かなり高額のため普及しません。おまけに賞味期限が短いのも理由の一つです。
市販の“わらび餅”について
市販の多くは、“わらび粉”の代わりに、加工デンプンを使っています。
加工デンプンの配合は、メーカーによって それぞれ違うみたいです。(主に、ジャガイモやレンコンなどに含まれているデンプンを独自の加工したものと考えられます。)
美味しさのほうも、少し高価なものは 配合技術の進歩により、本物の“わらび餅”と食べ比べてみなければ わからないほど進んでいます。
*このような市販の多くは、冷凍保存が可能 になっています。
「冷凍・冷蔵」保存可能な“わらび餅”について
市販の冷凍保存について
今、メーカーで 力を入れているのは、いかに安く、美味しく、日持ちをさせるかだと言えます。
ですので、ビニールなどで乾燥を防ぎさえすれば、冷凍保存 も 冷蔵保存 も自由にできます。
味のほうも、できたてより多少落ちますが 美味しく食べられると思います。
★ 冷凍保存をした場合の賞味期限ですが、早い段階で冷凍保存できれば、一ヶ月程度は可能だと思います。
まとめ
1、本物の“わらび餅”は とても美味しいのですが、値段が高額で賞味期限が短いため、販売している お店も限られていると思います。
2、本物の“わらび餅”は、冷凍保存に適さず、冷蔵保存をしたとしても美味しさが日に日に かなりのスピードで落ちていきます。
3、市販の“わらび餅”は、加工技術の進歩により 冷凍保存・冷蔵保存、どちらでも 問題なくできます。
4、市販の“わらび餅”も、値段に差があり、高額ほど美味しくなっています。
以上、参考にしていただけたら幸いです。