コーヒーに生クリームを加えると、表面に白く 浮かぶものとは?

コーヒーと生クリーム

 

お菓子を召し上がる際、一緒に コーヒーを飲む方も いらっしゃると思います。

 

 

コーヒーを飲む時、苦みを緩和させたい場合 生クリームを入れます。

 

その時、白い羽毛のようなものが浮かんだことはないでしょうか?

 

時には、生クリームを加えたとたん、キラキラ したものが浮かび上がる場合もあります。

 

 

今回は、何故このような現象が起こるのか 調べてみました。

 

 

 

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コーヒーに生クリームを混ぜると起こる現象

 

結論から言います。

「フェザー現象」や「オイルオフ現象」が原因で、白いものが浮かび上がってきた現象。 

 

上記の現象の原因は、生クリームが かなり老化している場合に起こります。

 

 

 

 

白い羽毛のようなもの

 

コーヒーに生クリームを入れる理由は、生クリームの中に含まれている乳成分が コーヒーの苦みを緩和し、口当たりを マイルド にする働きがあるからです。

 

ですが、老化が進んだ生クリームをコーヒーに混ぜたりすると、白い羽毛のようなものが表面に浮かび上がってきます。

 

これは、「フェザリング現象」と呼ばれ、生クリームに含まれる「タンパク質」が、コーヒーの「酸」と「熱」によって凝固したものです。

 

 

 

特に起こりやすいコーヒーとは

 

キリマンジャロやモカなど、酸味の強いコーヒーが起こりやすいです。

 

また、焙煎の程度が浅い場合や抽出したコーヒーを長時間保温した場合でも コーヒーの酸味が強くなりフェザリング現象が起こりやすくなります。

 

 

 

 

「フェザリング現象」とは 別の現象

 

コーヒーに生クリームを加えた時、表面上に油滴のようなものが キラキラ と浮かんでくることもあります。

 

これは、「オイルオフ現象」と呼ばれ、脂肪球 を保護している被膜が崩れ、中に含まれる乳脂肪がバターを溶かしたような状態で浮かび上がってきた現象です。

 

 

 

 

これらの現象が出る原因

 

これらの現象は、生クリームが かなり老化した場合 に起こります。

 

このような状態で飲んでしまうと、お腹の調子を悪くさせる原因にもなります。

 

コーヒー用のクリームも ホイップ用のクリーム同様、あまり振動をさせず 5℃以下で保存するように注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

脂肪球(しぼうきゅう) − 生クリームの中に含まれている球状の乳脂肪。

 

 

 

 

まとめ

 

1、コーヒーを飲む際、苦み緩和のため生クリームを入れます。その時、白い羽毛 または キラキラ したものが浮かんでくる場合があります。

 

2、この現象は、「フェザー現象」または「オイルオフ現象」によるものです。

 

3、「フェザー現象」とは、酸味の強いコーヒーに起こりやすい現象です。

 

4、「オイルオフ現象」とは、表面上に油滴のような キラキラ と浮かんでくる現象で、脂肪球を保護している被膜が崩れ、乳脂肪がバターを溶かしたような状態で浮かび上がる現象です。

 

5、これらの現象は、生クリームが かなり老化している場合に起こり、お腹の調子を悪くさせる原因にもなります。

 

6、保存方法 = あまり振動させないよう冷蔵庫(5℃以下)で保存しましょう。

 

 

 

 

以上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

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